It was rainingとIt rainedの違い
It was raining.
雨が降っていた。
It rained.
雨が降った。
前者は過去の特定の時において、まさに雨が降っていたという意味になります。
後者はこの言葉が話された時点よりも前に雨が降ったという意味で今、雨が降っているとは限りません。
つまり、ing形にすることで「今まさに、その動作が進行している」というニュアンスとなります。
では、次の文章はどうでしょう。
It was raining all day yesterday.
1日中雨が降っていた。
It rained all day yesterday.
1日中雨が降った。
前者は違和感が感じられる表現です。なぜなら、all day yesterdayがあるためです。今まさにではなく、過去のことで1日という長さがあるからです。
なので「1日中、雨が降っていた」と言いたいなら、文法的には後者の方が正しいと考えられます。
例えば、
It was raining when I went to office.
私が会社に行く時、(まさにその時)雨が降っていた。
これなら、問題ありません。
しかし、実際には、It was raining all day yesterdayという文章も普通に使われています。
その理由は、all day yesterdayの間のどの時点においてもまさにその時に雨が降っていたからです。つまり、過去のある時点において、ずっと雨が降り続いていた(継続)ということです。
また、個人的には、進行形を使うことで「生き生きとした感じ」が感じられるので、リアル感が増すように感じます。