英会話上達の7つのポイント
私も含めて英会話をうまくなりたいという人は多いと思います。
しかし、現実は日本人ほど英語が下手な民族はいないと言われるほど英会話ができない日本人がほとんどです。
でも、それにはちゃんとした理由があります。
ここでは、私自身が今まで英語を学んできて、英会話を上達するのに役立つと思っている取り組み方や方法について書いてみます。
1、英会話をマスターしたい強い欲求と意思を持つ
人って強い欲求があると、集中できるし困難があっても乗り越えていけます。しかし、弱い欲求だと、くじけてしまいがちです。
英会話も同じで、「絶対に英語が話せないといけない」。こう思ったら、寝る暇も惜しんで英語を話す練習をするし、どうしたら英語が話せるのかを真剣に調べるはずです。
でも、こういう強い欲求と意思がないと、英会話をマスターするのは難しいです。
例外として、語学のセンスがとてもよい人がまれにいます。こういう人は、そんなに強い欲求や意思がなくても短期間で英語がしゃべれるようになります。
また小さな子供や赤ん坊は、脳が大人とは違っていて外国語を覚えやすいです。
2、自分に合った英会話の上達法を見つける
英語がペラペラの日本人はたくさんいます。そして、その人達がどのように英語をマスターしたかも、今ならインターネットや本などを見ればすぐにわかります。
ですが、すべての人が同じやり方で英語をしゃべれるようになったわけでは、ありません。
一人一人がそれぞれ違うやり方で英語が話せるようになってるんです。
つまり、英語を話せるようになる方法は1つではなく、自分に合ったやり方で英会話を上達させることが大事ってことです。
なので、英会話の上達法をいろいろ試してみて、自分に合っている方法で効果があり、長く続けられるものを見つけ出すことが重要です。
3、英会話を楽しみながら続ける
私達日本人は、当たり前のように日本語を話します。
これは、特別なことではないと思いがちですが、そうではないです。たとえ日本人で日本語がしゃべれても、ずっと日本語を話さないでいると日本語を話す能力は落ちていきます。
つまり、続けることが日本語能力を維持させているってことです。
これは、英語でも同じ事です。
英語を話せるようになるには、できれば毎日、英語を話したり聞いたりする機会を作ることがおすすめです。
毎日続けることで、言葉のフレーズや単語が頭に刻み込まれて忘れにくくなります。
ですが、続けるということは一番難しいことです。
ですから、”楽しみながら”ってことが続けるための鍵となります。
楽しいことなら、苦にならないので続けることが簡単になりますし、習慣になります。
歯磨きと同じように英会話が当たり前になれば、上達スピードは格段に上がります。
4、人と英会話をする機会をたくさん作る
当たり前ですが、人と話すことが英会話上達の近道です。
日本人は英会話の学習といっても、英会話の本を読んだり、DVDや動画を見たり、人と関わらずに自分だけで英会話の学習をしようとするきらいがあります。
ですが、英会話は一人で学ぶよりも、相手がいたほうが上達するんです。
NHKのある番組で、赤ん坊の言語能力の発達について紹介されていた番組で、赤ん坊に語学の学習番組をずっと見させたところ、言語能力はほとんど身につきませんでした。
しかし、人が実際にマンツーマンでことばを話したところ、言語能力が著しくアップしたんです。
つまり、人を介して言葉を学ばないと会話能力が上達しにくいのです。
ですから、教材などを利用して一人で学ぶのは、あくまでも英会話の学習のインプットに過ぎないということです。
同時に、アウトプットとして人と英語で実際に話す機会をたくさん作ることで、英会話能力が、確実に身につくようになります。
たぶん、多くの日本人はインプットばかりしていてアウトプットが、少な過ぎます。
アウトプットを意識することで、驚くほど英会話は上達するはずです。
5、共に英会話を学ぶ仲間を作る
英会話を上達したいという強い欲求と意思があっても、英語を学び続けるのは、大変です。
ある意味、孤独な修行にもなりかねません。
ですが、共に英会話を学ぶ仲間がいると、頑張れます。
これは、どんな仕事や趣味、スポーツでも同じなんですが、仲間がいると「つらいことが軽く感じられ、楽しいことがさらに楽しくなる」のです。
仲間の作り方ですが、今ならインターネットのSNSなどでも作れますができればリアルの仲間を作るといいです。
たとえば、地元の英会話の勉強会のサークルに参加をしたり、英語に興味がある友人や同僚などと英会話をしたり、日本に来ているネイティブが集まるような場所に行き友人になるのもいいでしょう。
仲間を作ると楽しいですし、いろいろな情報も得られるので英会話を学ぶ環境としては最高です。
6、失敗を恐れずにチャレンジをする
日本人は一般的に恥ずかしがり屋で積極性がありません。
これって海外に行くと顕著です。
日本人の旅行者は、日本人同士でかたまりがちです。また、外国人から話しかけられても、すぐに逃げてしまったり、口ごもってしまうんです。
これは、「英語がうまく話せない」という劣等感や「相手にどう思われるか気になる」という恐怖感があるためです。
つまり、「失敗するのが怖い」ってことです。
劣等感は持たない方がいいですが、もし持っていたとしても、「失敗してもかまわない」って思えるなら、英語をどんどん話すことができるはずです。
何事もチャレンジです。失敗をしたっていいんです。
外国人だって、日本人がネイティブのように英語を話せることを期待などしてないし、たとえうまく話せなくても話そうとすることだけで、十分に満足してくれます。
7、英会話の習熟度の目標と日程を立てる
これは、どういうことかっていうと、何となく英会話を話せればいいって目標ではなく、英語をどの程度話せるようになるかというゴールを明確にするってことです。
たとえば、英語を話せるといってもいろいろなレベルがありますよね。
旅行で使うような英会話レベルもあるし、ビジネスで使うような英会話レベルもあります。
これって同じ英会話でも、全く違います。
当然、英会話の目標が違えば、学び方も違ってきます。
人によっては英検などが目標になるかもしれませんし、海外旅行で困らない英会話が目標になるかもしれません。
これは、「1、英会話をマスターしたい強い欲求と意思を持つ」とも重なります。
強い欲求がある⇒欲求を明確にして目的とする
そして、計画というのは、目標達成までの期日を決めるということです。必ずしもきっちりしたものでなくてもいいですが、ある程度の期日があるとそれに向かって進みやすくなります。
例えば、来年アメリカに旅行に行くので、それまでに日常英会話を身につけたいとか。
このように、目標とする英会話の習熟度と日程が決まると、具体的にそれまでに何をすればいいかが、明確になっていきます。
何をすればよいかが決まったら、あとは行動あるのみです。
最初に決めたことがうまくできなかったりしたなら、再度すべきことを見直します。
このようにしていくことで、目標達成しやすくなります。
まとめ
英会話上達の7つのポイントをまとめると下記のようになります。
1、英会話をマスターしたい強い欲求と意思を持つ
2、自分に合った英会話の上達法を見つける
3、英会話を楽しみながら続ける
4、人と英会話をする機会をたくさん作る
5、共に英会話を学ぶ仲間を作る
6、失敗を恐れずにチャレンジをする
7、英会話の習熟度の目標と日程を立てる
日本生まれ日本育ちで、英会話をマスターしている人は、これすべてもしくは一部を意識的もしくは無意識的にやっているはずです。
センスのいい人だと、英会話を簡単にこなしてしまいますが、普通の人はこれらの7つのポイントを意識することで、効率的に英会話を上達していけると思います。
英会話マスターの道は、遠く険しいかもしれませんが、高い山ほど登った時に達成感は大きいはずです。
あきらめずに、目標や夢に向かって進んでいきましょう^^。